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チョモランマ・・・(2009/12/29〜)

まずは手始めに飛行場でホテル探しです。
ホテルインフォメーションブースには日本文字が氾濫し富士屋ホテルやXX民宿などという看板が目に入ります。 当然、日本語、英語、スペイン語、ネパール語などどれも通用するスタッフがいて何でもありでした。
水事情や衛生面を考えてインド系の五つ星バイシャリホテルUS100ドルに決めました。
安いところはUS3ドル(日本円にして300円程度)、上を見ればUS500ドルぐらいまであります。
早速、軽四のタクシー(SUZUKI Alto)に乗り五つ星ホテルへと向かいました。
10分ほど走り200円(実はカモられていると後でわかった)。
五つ星ホテルに着いてびっくり。植木は枯れたまま、玄関ロビーの扉はほこりまみれ、セキュリティのためと思われる入口ゲートの扉はトタンで半分ぐらい錆びてめくれていました。
部屋に入って驚いたのは部屋の広さ。寝室、キッチン、応接、広いバルコニーなどさすがは五つ星と変に納得。

夜は有名な繁華街へ繰り出しました。
夜店や観光地の寺院などは、人は多く小さい豆電球で営業していました。
当初、ありのままを見せるために、雰囲気を壊さないように豆電球で薄く照らしているのかと思っていました。話を聞いても「No Electric Cityだ」と教えてもらいました。
実はどうやら電力が極端に足りていないようです。というのも10年前までのカトマンズの人口はおよそ60万人。それがこの10年で出稼ぎの人が増えおよそ200万人にまでふくれあがり、インフラの整備が追いついていないそうです。だからみんなが水や電気を使う時間、18時から23時の間は電気も水も出たり出なかったりなんですね。

カトマンズは標高1300mを超えます。そのため昼に20℃あった気温は夜になると一気に零下となります。ホテルに戻りお風呂に入って暖まって旅の疲れを癒そうと思いました。
断水後の水道特有の空気混じりの水が出てきます。いつまで待っても出てくるのは濁った水です。さすがにこの水で湯船につかるのはためらわれたのでシャワーだけで済ませることにしました。エアコンのヒーターも機械が古いためかまったくききません。
US100ドルの五つ星ホテルでこんな有様だったら、それ以下のホテルだったらどうなっていたのでしょう・・・誰か泊まってみて感想を教えてください。

ネパールという国は資源や産業に乏しく観光で収入を得る人が多いようです。その甲斐あってか町中には観光客があふれています。1.日本人・2.中国人。3.欧米人といったところでしょうか。そのためか、町中には日本名のホテルや日本食のお店がやたらと目に付きます。日本食もありますし、現地食も日本人に合う味付けでおいしくいただけるので、食べることについては安心できます。

町中ではゴミをゴミ箱に入れたり片付けるという習慣はないように思われます。ビニールの袋や食べ残しが至る所に散乱しています。その上ヒンズー教の国らしく持ち主のいない野良牛が神様として何十頭も町中を徘徊しており、その排泄物が至る所に放置されています。
冬のこの時期でさえ耐え難い臭いが充満しており、夏の時期はいったいどんな感じだろうかと・・・

さて、いよいよヒマラヤの山々、目的のエベレストを目指すべく現地のインフォメーションセンターへ行きました。トレッキングでエベレストやマナスル山を目指すには最低一週間から二週間ぐらい必要と言われトレッキングは挫折。>
車で行く方法も3日ぐらいかかると言われ、とりあえず山の麓まで飛行機を使っていく予約と空からヒマラヤ山脈を周遊する遊覧飛行の予約を取り付けました。

朝6時発の飛行機のため4時過ぎにホテルを出発し、20分程度で到着しました。飛行場は電気がついていなく、タクシーを降りてから道案内のない路地を10分ほど手探り状態で進むほかありませんでした。
さすがにロビーに入ると100名ぐらいの人が既に手続きを始めていました。どうやらチェックインは早い者勝ちらしく我先にカウンターへ殺到します。
やっとの思いでチェックインしセキュリティを通り待合室へ向かいます。
6時発の予定が天候不順のためDelay(出発遅れ)の表示がころころ変わり、結局12時まで待ったあげく山周遊の約20便はすべてキャンセルとなりました。

午後になり霧が晴れて飛行機が飛び出したので「どうして今からでも飛んでくれないか」聞くと、周遊の飛行機は午後からは地方行きのローカル便に変わるので無理だとのこと。
事前に仕入れていた情報ではエベレストを見るには11月から2月までの乾期の間に行かないと他のシーズンは雨期のためほとんど霧がかかりエベレストを見ることはできないと。12月であれば大丈夫と思っていたのに甘かった・・・

嘆いても仕方ないので気を取り直しホテルに戻り、明日また再挑戦と割り切りショッピングに出かけました。カシミヤとパシミヤが特産物で「日本で買えばOO円」と言って呼び込んでいます。骨董品も多くウィンドウショッピングだけでも結構楽しめます。

夜になりホテルに戻り、またまた不十分なインフラに悩まされていると、寒くて震えだしてしまいました。熱っぽく風邪をひいてしまったようです。フロントで風邪薬を所望すると「薬はないから、ここに薬局があるからそこへ行ってくれ」と言うので薬局へ行きました。「体温計を貸してください」と言うと「ない」と言われ、「売ってください」と言ってもやはり「ない」と言われ、この調子では薬も・・・と心配になったので病院を紹介してもらいました。
紹介してもらった病院はネパールメモリアルホスピタルという大きな病院で少しナーバスな気持ちから解放されました。

熱は38.5℃で風邪のひきはじめということで、注射は少し気になったのでお断りし、薬だけをもらって帰りました。

保険がきかないのでお金の心配をしていたのですが、精算してびっくり!診察、一週間分の薬を合わせて日本円にして138円!しかもドクターが30歳過ぎのきれいな女医さんでした!(おまけ)

日本で受け取るのと同じようなコンピューターで印刷された診察明細、薬の明細が出てきます。
ネパールでは病気になっても安心して病院にかかることができますね。

ではいよいよ第三話で完結です。次号をお楽しみに・・・

(則岡 宏牟)