則岡宏牟のちょっとおもしろい話し

キューバに行ってきました

次男の就職祝いのため、父子男2人でキューバに行ってきました。

ご存じのようにキューバは社会主義国家ですので簡単に入国はできない国です。
十数年前にジャマイカから入国を試みましたが日本人の個人旅行者という理由で入国を拒否され、すごすごと帰ってきた経験があります。

しかしここ4、5年前にキューバ政府も外貨獲得のため、外国人観光客にも門戸を少し開放するようになってきました。

ただ、関西地方から行こうとするとどうしてもアメリカに一度入国をせざるを得ないのですが、ご存じのようにアメリカとキューバの間にはわだかまりがあり、アメリカからは直接キューバに行くことはできません。
(しかし、グアンタナモ刑務所がキューバの中にあり、そこにはアメリカ人がキューバ政府関係なく大勢働いています。わけがわからん・・・)

ヨーロッパの人たちは友好関係が深いため各国からハバナに乗り入れているようですが、アメリカから行くには一度カナダのトロントかメキシコのメキシコシティまたはカンクンを経由して行くしかありません。
そのため私はアメリカに入り、トロント経由でハバナに行くルートを取りました。

途中せっかくアメリカを経由するならということで、ロサンゼルスに寄り道してマイヘリコプターで少し飛んできました。



カナダでキューバのツーリストカード(ビザのようなもの)を入手し、飛行機の延着やキャンセルなどがありながらもなんとか8時間遅れでハバナに着くことができました。

ハバナの空港についてツーリストカードを入手するためにはホテルの予約が必要だったためインターネットで飛行場までのミーティングサービスを依頼していましたが、出迎えにきておらん・・・

2時間待っても来ないのでホテルに電話するとそんな予約は受けていないと言われてしまった。
まぁとにかくホテルがとれていなくても入国はできたので一安心。
早速飛行場内でホテル探し・・・

しかし有名なホテルはすべてハイシーズンのため部屋は満杯、結局5,6件目にやっと三つ星のホテルを確保しました。
なんと朝食付きで二人で一泊US50です。

空港からホテルまで約40分。空港では白タクにカモられることが多いので、天井にタクシーと書いたものを探しましたが、夜中のことなのでなかなか見つかりません。

まぁええかと値段を交渉した上乗りましたが、40分走ってUS8(600円)程度でした。
白タクだから安いのかなと思って聞いてみたら、この国には白タクはありません。タクシーと書いていようが書いていまいが、みんな公共で公務員ということでした(よく考えたら社会主義国家だから当然か)。

さて、夜が明けて旧市街に散策に出かけました。ハバナの市内であればほとんどタクシーは3$、郊外に言って8$ということでした。タクシーの看板やメーターがないのにも変に納得。

旧市街は見所も多く、古い町並みなのにとても清潔に掃除が行き届いています。社会主義国だからでしょうか。

レストランも多く、ほとんどのレストランはラテン音楽のライブ演奏を行っています。
食べ物はほとんどキューバ料理のお店です。が、我々日本人の醤油味の感覚に似ており、日本人には大変おいしくいただけます。
料金も3$〜6$ぐらいの範囲でいろいろ豪華な料理を味わうことができました。
ライブの演奏は1$ぐらいのチップでリクエスト曲を歌ってくれます。
お金の感覚は日本の1/4ぐらいの感覚でしょうか。

さてキューバと言えばヘミングウェイです。フロリダのキーウェストから船で流れ着いたヘミングウェイはキューバを大変気に入り9年間ホテル住まいをし、その部屋はそのまま彼の住んでいた当時のまま手つかずで保存され、1$で拝観できます。

また、行きつけのバーもあり、彼が常に座っていた椅子もカウンターも手つかずのまま公開されています。
いずれも観光客でごった返しており、そこに座って写真を撮るには数分待たなくてはなりません。



観光客で圧倒的に多いのは素直に入国できるヨーロッパの人が多く日本人はまだまだ珍しい存在で、一日に数十人とのことでした。
言葉はスペイン語が国語ですが、どんなところに行っても、どんな人でも普通に英語ができます。

さて、せっかくキューバに来たのでカリブの海を楽しむべくリゾートに行くことにしました。

町の旅行社に予約をしに行くと、車で2時間ぐらいの距離のところでバラデロというところを紹介されました。
送迎付きで近代的なホテルの部屋を提供してもらい、飲み食いも自由で80$ぽっち。

キューバのリゾート地はお得感いっぱいです。今のうちに是非行ってることをお勧めします。

(則岡 宏牟)